2020-03-15 株:今後のシナリオ

現状の分析

新型コロナによって世界的な同時株安状態に突入。 世界的な感染者数は15万人を超え、更に拡大することが予想される。 熱帯地域でも感染者が増えており、ドアノブなどでもウイルスはしぶとく生き残るという情報も、また特効薬がない状況で収束が現実的に難しいことも見えてきているようにも思えます。

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ダウチャートを見てみると、2/12に29,586を最大に3/11に21,154まで下がり、3/15時点で23,185の状況。 最大で27%程度下がったことになります。 毎日のように1,000ドル以上の幅で乱高下し全く安定していないという言葉がそのまま当てはまる状況でしょう。 ボリンジャーバンドの-2σを沿って動いている状態でしょうか。 アメリカは国家緊急事態宣言を行い、最高500億ドルの財政拠出を検討。なんとか、経済の立て直しを図っている状態。

今後のシナリオ

新型コロナの感染者数の拡大も当たり前として問題だが、その封じ込めのための経済活動停止も不安要素として非常に大きい。 国家内および国家間の移動の制限は更に増し、経済活動のさらなる縮小のリスクはまだまだあると思われる。 ここからのポイントは金融政策による立て直しと、新型コロナの拡大による経済活動の停止の戦いになってくる。 毎日のように1,000ドル以上の幅で乱高下する、この状態でダウを買うのも非常にリスキーで底値の予想も全くもって難しい相場であり、当面は静観するのが安全と思われる。